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無人島プロジェクト

「生きるを学ぶ」が秘めた本当の意味とは(basic)

ありちゃん無人島体験記

きっかけは友人のSNS。
「私、無人島行くってよ」

突如現れたその言葉に、頭が「?」だらけになりました。
詳細を読むと、どうやら無人島でキャンプをするらしい。大人数らしい。キャンプファイヤーとかするらしい。火起こしとかするらしい。魚獲りとかするらしい。五右衛門風呂をに作るらしい。島探検はガチらしい。

なんだこれは・・・
私はここに並んだワードの数々に興奮を覚えました。

当時の私は自然の中で遊ぶ楽しさを知った頃。海を中心に、ギラギラと照りつける太陽のもと全身を使って遊ぶ気持ち良さにハマっていたのです。

姫路、わりと遠い。
瀬戸内海、うーんあまり海が綺麗なイメージはない。
そんな気持ちがあったのも事実ですが、心の震えを確かに感じ、気づけば参加ボタンを押していました。

この決断が、自分の考え方・生き方に大きな影響を与えることになるとは、そのときは想像すらしていませんでした。
いざ無人島へ
勢いで参加ボタンを押した私ですが、当日までは不安だらけ。
先述の友人も、実際には一回しか会ったことがない人(今では家に泊まりに来るほど仲良しです)。
このプロジェクトだって、まともな団体か分からない。逃げ場がない無人島で変な宗教にでも勧誘されたらどうしよう。
今思えば笑い話ですが、当時は本気で心配で学生時代の友人を一人引き連れて行きました。

初日。私は緊張して集合場所に向かいました。
無人島に行くなんてきっと変わった人たちばかりなのだろうと、
自分のことは棚に上げてそんなことを思っていました。
リピーターなのであろう人たちのにぎやかな声に圧倒されつつ、
非常にぎこちなさを感じながら港へ。
中継地である有人島で自己紹介をした時もまだ、よそよそしさ全開。
でもいざ無人島に着くと、そこからは早かったです。
荷下ろし、班発表、テント設営、食糧集めなど、
ぎこちなさを引きずっていられる暇がないほどやることがたくさん。
そのおかげで、みるみるうちに仲間との距離が近くなっていきました。

初日の夕食は自分たちで手に入れた食糧のみ(最低限の調味料と白米は用意されていましたが)。
食事なしはさすがにいやだと、みんな必死に食糧探しをするわけです。
釣りや泳ぎが得意な人は海で魚を。
苦手な人は陸上で海藻や山菜を。
「これは食べられる草だよ!」「これは食べられるけどまずいよ」
「焼くより揚げる方が美味しいかもね」

・・・どうしてそんなことを知っているのか。
みんな普段はわりと都会で生活しているはずなのに。なぜ?
いつもの生活では決して知り得ないようなことをたくさん知っていることに感動すら覚えます。

無人島に来たからといって皆がみんなアクティブなわけではない。
むしろこれまでアウトドアとは無縁だった人もいる。
海を怖いとすら感じる人だっている。
でもそんな人たちもここでは仲間であり、必然的に助け合いが生まれます。
だから誰もが惜しみなく自分のスキルや知識をシェアして、全員で楽しい時間を作ろうとするのです。
それは年齢も肩書きも立場も関係ない。
数時間後、バケツいっぱいの山菜や網に入った幾尾もの魚を持った班員に再会した時、
お互いに褒め合い感謝し合う言葉が飛び交うのは、もはや自然の流れでした。

私も生まれて初めて、自分の力で魚を獲ることができました。自分たちで起こした火を使い、
シンプルな味付けで食べたそれは最高のメインディッシュになりました。
初めて自分で獲った魚を夕食に

2日目の夜。
キャンプファイヤーを囲み、この無人島で得た経験、楽しかった思い出、感じたことなどを一人一人語っていきました。
そこで皆の心うちを知ることに。
会社を辞めてこれからの生き方に悩んでいる人。
離婚したばかりの人。
弱い自分を変えたくて来た人。
友達を作りたくて来た人。
今しかできないことをとにかくやろうと思って来た人。
キャンプや海がとにかく好きだから来た人。

お酒が入っていたせいもあるでしょう。その場の空気のせいもあるでしょう。
私は話しているうちになぜだか涙が出てきました。
その頃の私は転職したばかり。
別に大きな悩みはなかったつもりだけど少なからず不安は抱えていたみたいで、
それが思いがけず出てしまったのだと思います。
つい1日前に出会ったばかりの人たちの前で気持ちを吐露できるなんて。
それほどまでに濃密な時間を過ごしたということです。
仲間たちと過ごす濃密な時間

無人島キャンプでは本当にさまざまな人に出会い、刺激を受けました。

仕事の傍らボランティアに精を出す人からは、誰かのために働くことの尊さを。
会社員を辞め未経験から新たな働き方を見出した人からは、挑戦することの偉大さを。
とにかく自分の人生を変えようともがいている人からは、一歩踏み出す勇気を。
毎週のようにキャンプや海・山に出かける人からは、大人が夢中になって遊ぶことの素晴らしさを。

平凡な日々を送っていた私にとって、大きな学びの機会となりました。

「生きるを学ぶ」
これは無人島プロジェクトが掲げるスローガンですが、
食べる・寝る・人と関わる
という生物的な「生きる」だけでなく、
自分の人生を形作るための「生き方」を学びました。
こんなに大きな副産物を得られるなんて、
勢いに任せて参加ボタンを押したときの私は、予想することができたでしょうか。

無人島キャンプが終わった後も繋がりは続きます。
みんな集まることが好きで企画上手。
なんだかんだで毎月のように誰かしら会っている気がします。
そして人が人を呼び、友人の輪がどんどん広がっているのを感じています。
きっと「無人島」という共通点が境界をなくし、結びつけているのでしょう。
社会人になるとよく聞く「出会いがない」という言葉とは、ありがたいことに無縁です。

無人島では何にも変えがたい経験ができ、素敵な友人たちに出会え、その後の日常にもいい影響を与えています。
すっかり私は無人島の持つ魅力の虜になってしまったようです。
だって一年後の夏、私は再び、同じ島に立っていたのですから。
無人島で出会った最高の仲間たちwritten by ありちゃん

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