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「自分に正直に生きよう」と心を決めた無人島(basic)

今回のインタビューは、去年無人島に参加したしずくさん。

人生の流れが変わった、というお話を伺いました!

どうして無人島に行こうと?

最初は、本当にたまたまでした。

10年ぶりに再会した、学生団体のときの仲間からの「無人島行かない?」の一言。

全くアウトドアとは無縁の自分が、むしろアウトドアは嫌いな方だった自分が、まさか「行く」と即決したことは、むしろ今になっても不思議で。

何かの答えが見えそう、というより、ただいろんな煩わしいものから離れたかったんです。

あのとき、このままの生活を続けるべきなのか、迷っていて・・・

電気も水道も無い自然の中で、携帯や情報から自分を遠ざけて、自分の心を感じたい。

いこうと決めたときには、そんなに深いことを思っていたわけではないけれど、結果、そうなった、ような気がします。

今になって思えばなんですが(笑)

行ってみてどうでした?

私は四国からの参加だったので、わくわくとともに、少し不安な気持ちのなか、変則でしたが、姫路港でみんなと合流しました。

そこからは、参加者のはずが、ちょっとしたスタッフ側の動きに近かったです(笑)

これは、元々のスタッフ気質の性分だから、仕方ないですね!

途中立ち寄った島の民宿で着替え、荷物を積み込み、いざ島へ。

携帯は、鞄の奥底にしまって。充電も持たないし、最初から見ないことに決めてたんです。

海に入るのだって、本当に何年ぶりだろう、っていうくらいで(笑)

キャンプに行ったことがないので、テントを立てることも初めてでした。聞きながら、見様見真似で立てました。

色んな初めての経験に、子どもに戻ったみたいにわくわくしました。

無人島での一番の変化は?

実は、無人島に行ったとき、私は結婚してたんです。

でも、その2~3か月前から、家庭内に様々な問題が浮きぼりになっていて、ストレスフルの日々。そのころの私は、家の中で、全く笑えなくなってました。

そんな笑っていない自分が嫌でした。

このまま我慢して結婚生活を続けるか、離婚するか。その瀬戸際だったんです。

 

無人島では、何もいらなかった。

波の音と一緒に眠って、朝日で起きて。

がんばらなくてよかったんです。

食事作りも、義務感じゃない。

ただ、楽しいと思うから、やっていた。

料理が得意な方だったのもあり、みんなが美味しいと喜んでくれる顔はただ嬉しかったです。

夜は、火を囲みながら、お酒を飲みながら、とにかく語りました。

仲間と一緒に、心から笑っている自分がいました。

 

最終日のキャンプファイヤーで、みんなの前で私は宣言したんです。

「離婚します」と。(笑)

心から笑って、きらきらした顔で人生を送りたい。そう思って。

生きるって何だろう、って思ったとき、

それは私にとって、「楽しく笑っていられるかどうか」でした。

笑ってなきゃ、生きてるっていえないと思って。

 

無人島で私は、ひとつ捨てることを決心しました。

紙切れ1枚の、人生の大きな転機。

人生をもう一回リセットする決意。

捨てることを決めたら、また、自由な心を手に入れることができました。

 

その・・・帰ってからはどうでしたか?

無人島から帰ってから少しして、実家へ戻りました!

・・・ちょっと色々あって籍が抜けるまでには時間はかかりましたが、今は晴れてシングル万歳です(笑)

紙切れ1枚のことでしたが、本当に大変でした・・・私は自由がいいみたいです(笑)

 

無人島行って良かったですか?

たぶんあのとき、インドアな私が無人島に行こうと思ったのは、何かを感じたからだと思います。

でもその「何か」が何だったのかは、正直今もわからなくて。

だけど、自然の中で過ごして、ただ生きるために目の前のことをして、仲間と過ごして。

ただそれだけだったけど、帰るときには心にかかったもやもやが晴れていたのは確かです。

人生的にも大きな決意だけど、その選択で大丈夫!と背中を押してくれたのは、まぎれもなく、自分の心と向き合った無人島と、そこでできた仲間でした。

 

参加を迷っている方へ

もう一度自由になった私は、2017年、メインのスタッフとして無人島プロジェクトに参加しています!

それ以外にも、再会した仲間と改めて仕事をすることにもなりました。

無人島をきっかけに、人生の流れが変わったな~と本当に思います。

 

1人でも多くの人に、心の声に向き合う時間を届けたい。

心をフラットにして、自然の中で自分の奥にある気持ちと対話してほしい。

 

人生に迷っていたり、何かを感じたい人はぜひこの夏、無人島に来てください!!!

どの回にもいるので、同じキャンプになった方はゆっくりじっくり語りましょう!!

 

しずくさんありがとうございました!

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