参加を決めた理由
無人島プロジェクトに参加したきっかけは、無人島プロジェクト参加者の友人から話を聞いて、参加を決めました。初対面の参加者と三日間うまく生活して馴染めるかなといった不安はありつつも、ワクワクすることが大好きな私にとって、無人島で過ごす非日常を楽しみたい気持ちが強かったです。
あとは、旅系のコミュニティに入っている経験から、コミュニティに興味があったからです。色々な価値観の人と出会って話すことや過去の参加者から話を聞いて無人島コミュニティが楽しそうだと感じていました。
無人島で過ごす三日間
初日、集合場所について1分もたたないうちに参加者の一人に話しかけられました。振り返ってみると、この声掛けがあったから、すぐに他の参加者と馴染めたと思います。その後、船に乗るまで、各々でコミュニケーションをとりながら過ごして、その段階でみんな温かく話をしてくれました。
無人島プロジェクトにはルールがあって、「敬語禁止」「あだ名で呼ぶ」「名前の聞き直し何回もOK」から、より初対面であることを忘れさせてくれて、ずっと前から友達だったかのような感覚を覚えさせてくれるのだろうと思います。
無人島メンバーには、年齢問わず周りを見て主体的に行動できる人がいたり、困っていそうな人がいたら積極的に助けに行ったりとエネルギッシュな人がたくさんいました。
無人島で行われるすべての活動が初めて経験することばかりで、食糧調達、火起こし、魚をさばく、島一周、ピザ窯作り等どれも貴重な体験でした。
特に、1日目の食糧調達はできたものの、火起こしがうまくいかず、ほかの班は美味しい夕食を食べている中、私の班はうまく火が通っていない堅い米を食べたのはいい思い出です。(笑)
それを見かねたほかの班メンバーが夕食をお裾分けしてくれて、温かい夕食が心にしみ、困っている人がいれば助けてくれるところも素敵でした。初めて経験することを協力したり、助け合うことは、短期間で仲を深めることに繋がりました。
また、満点の星空で焚火を囲う時間もとても印象に残っています。
焚火のパチパチする音とその明かりが囲んでいる人の顔を照らしていて、それぞれの心情が浮き彫りになる瞬間でした。
今の状況のことやこれからのことを話して、相互理解を深めていけました。
この時間があるからこそ、お互いを許容しあえる関係が築けると思いました。
遊びの天才たちとの出会い
無人島には本当に何もない。普段生活するうえでの電気、水道、トイレ等のインフラが全くない!だからこそ、無人島で過ごす三日間で、普段の生活のありがたみと命の尊さを感じることができました。
そんな中、無人島で出会ったメンバーは、何もない無人島で過ごす時間を、何事も「楽しい」に変える人たちでした。
例えば、変哲もない漂流物からウサギ号(漂流物で作った乗り物)を作り出し、ロープがあれば綱引きをして、何もない場から楽しいを生み出していました。もちろん非日常の環境だから、楽しさで溢れているということはあるかもしれないけど、少なくとも私には漂流物から楽しいを生み出す発想はありませんでした。
遊びの天才たちだからこその捉え方で、3日間笑い声が絶えない時間を過ごさせてくれました。
この経験から、自分の捉え方次第で、何事も「楽しい」に変えられることを再認識させられました。無人島生活から日常に戻っても、何事もポジティブ(楽しい)に変換できる「無人島フィルター」をかけられたら、素敵だなと感じています!
最後に
無人島プロジェクトに参加して、とてもよかったと思っています。
今回の無人島メンバー28人と心が動く瞬間をたくさん作れたことは、このメンバーだったからこそで、尊い時間でした。
無人島プロジェクトの最後にみんなから「けんすけの笑顔がとってもいい雰囲気を作ってくれる」といった声をたくさんもらって、周りを盛り上げたり、自分は初対面の人でも安心感を与えられる存在と気付くことができました。
変な人も多いですが、他者を許容してくれて、自分自身のことに新しい気付きを教えてくれます。
個性豊かな28人と出会えたことに感謝です!また会いましょう。