【参加するまで】
「無人島に行く」ってパワーワードな気がしませんか?
だから、みんなと違うことをしてみたい私は、ちょっぴり興味があって、でも行くまではすごく怖かったです。
無人島って何もない、食べられるのかも寝られるのかも分からない、命の危険だって…分からない。(※実際のところ、このプログラムはスタッフの指示に従えばそんな危ない目には遭わないのですが!!!)
考えれば考えるほど、怖くなって、でも、過去参加者の人から「楽しかったよ〜」「行ってよかった!」と話を聞いたり、参加者体験記を読み漁るたびに、無人島でどこまで生き延びられるのかの挑戦状にわくわくして、結果、申し込みをしていました。
無人島プロジェクト、実は友人が参加してたこともあり、4年前くらいから知っていました。
「申し込んだからには行くしかない!」「行ったからには楽しいことが待ってる!」と、最後まで不安な気持ちと葛藤しながら、無人島へ行ってきました!
【はじめまして】
無人島に行く前、極度に緊張していた私ですが、集合場所に着いてみたら案外みんなもおんなじように緊張してて、なんだか安心したのを覚えています。年齢、学生や社会人なんかの肩書き、性別なんかを超えて、みんなが同じように緊張してそわそわして、でもどこか話したい、仲良くなりたいって想いから「はじめまして」の会話が生まれる、集合の待ち時間さえも素敵な空間でした。
今思えば、2度目の参加の子たちやスタッフのみんながあったかい雰囲気を作ってくれてたり、「全員タメ口で話そうね!」「名前は何度聞いてもいいからね!」ってグランドルールだったりが、素敵な空間を生んでくれてたんだろうなぁと思います。みんなありがとう。

初めましての船、もうこんなに仲良し!
【初めての体験、「生きる」って大変】
無人島に船で移動してからの2泊3日、あっという間だったのにすごく濃い時間で。
忘れたくない思い出がたくさんありました。
例えば、
・海釣り
・カニを取る
・貝を取る
・素潜り
・火おこし
・海への飛び込み
・海を長距離泳ぐこと
これら全部、私が人生初無人島でやったことたちです。
竿の組み立て方も分からない、餌の付け方も分からない。どれが食べられるものでどれが食べられないものかも分からない。でも、スタッフや参加者の仲間たちに助けてもらって、苦戦しながらもとっても楽しくやらせてもらいました。
普段お金と引き換えに得ているお魚たちは、こんな苦労をして手に入れているのか、とか、火おこしの大変さからライターやマッチってこんなにも偉大なものだったのか、とか、普段の生活の便利さをすごく実感しました。
無人島でみんなでした、「いただきます」と「ごちそうさま」は、今までの人生で1番感謝を伝えられた気がします。
海や山のいのちにありがとう、
火をつけてくれたチームみんなへありがとう、
火を守ってくれてありがとう、
食糧見つけるのを手伝ってくれてありがとう、
やり方を教えてくれてありがとう、
ここで出逢ってくれて同じ時間を共にしてくれてありがとう、
今まで生きててくれてありがとう、
全てのことに感謝しながらいただいたご飯はどのご飯よりも格別で、美味しかったです。
生きるために必要なご飯って、こんなに幸せなご飯だったのかと実感しました。

初めて釣った魚、みんなに助けられて捌いてみる!
【自然のありのままに触れて】
実は私たちが行った8月前半回、雨予報で着いた時も雲がどんより。
なんとか途中まで曇りだったものの、1日目夕方から本格的な雨に。
ちょうど火を越しをしてたところだったのに…と思いつつ、自然の力には勝てなくて、みんなで知恵を合わせながら、雨除けを作ったり、火を守ったり、荷物を移動させたり。
みんなで作り上げた25人キツキツの雨除けは、何気に頑丈で、3日間、みんなを守って仲良くさせてくれる居場所になりました。
本当は無人島で星見たかったから晴れて欲しかったけど、雨の無人島はいろんな試練を与えてみんなの距離を縮めてくれて、良かったなって思います。ずっと天然シャワーを浴びてるから身体が乾くことはないけど、そのうち慣れるし、案外雨の無人島も悪くないよ。
(※足元滑らないようにだけ注意してね)

私たちの即興ブルーシートのお家
【「ありのまま生きている」って美しい】
草木が「生きている」
虫が「生きている」
ねずみやかえるが「生きている」
海の生き物たちが「生きている」
地球が空が「生きていて」
そして、私たちが今ここに「生きている」
たくさんの「生きている」に触れて、実感して、私じゃどうにもできないとすごく怖くなったときもあったけど、隣に居てくれた仲間たちが居たから、「生きる」素晴らしさを感じることが出来ました。
「生きてる」って美しいこと、自分が生きるためにはこんなにもたくさんの生きているものに救われている、時間に追われて過ごす日常では中々思えないけれど、ここに来てそれに気付けて良かったです。
これから日常に帰った時にいろんな恵みに感謝して生きられる気がします。
気づかせてくれてありがとう。

ひとりで怖くなった時一緒に居てくれた、大切な仲間

みんなで守った火
みんなで囲んだ火
たくさん歌ってたくさん踊ったね。
【一緒に参加した仲間たちへ】
みんなが居なかったら、生きる喜びも感じられず、生き延びることも、帰ってくることも出来ませんでした。たくさん助けてくれてありがとう。
出逢ってくれてありがとう。
なんだか不思議なメンバーが揃っているらしいけれど、それぞれ欠けちゃいけないメンバーなので、またみんなで会いましょう。その時はまた踊って歌って、遊ぼうね。

ちょっと不思議でクレイジーなみんな
最高!!!!!!!
【参加を迷っているあなたへ】
無人島はすごい人も不思議な人も集まります。
でも私みたいに「普通な生活を送ってる人」もたくさん居ます。
あなたが行くか迷ってる点がどこにあるかは分かりませんが、どんなフェーズの人も、どんな悩みがある人でもきっと受け入れてくれちゃうのが無人島です。「楽しみ」の気持ちひとつでも、「悩み事を忘れたくって」の気持ちでも、無人島に行けばそれ以上のものを持って帰って来れる気がします。
どんなものを持ち帰れるかは自分次第ですが、チャレンジしてみないことには何が起こるか分かりません。でも、きっと、行ってみれば分かるはず。
「無人島に行って良かった!」
ってね!

ありがとう☺︎