【パワーワード:『無人島』。】

『無人島』と聞いて、まず僕が思い浮かべたのは、小学生の時に見たテレビ番組、黄金伝説:無人島0円生活サバイバル。よゐこ濱口さんの、「とったど〜!!!」が印象的な、よくお正月とかにやってるやつだ。あと一つあげるとすれば、「無人島に何か一つだけ持って行けるとしたら、あなたは何を持って行きますか?」といった質問も定番。どちらも僕にとっては無縁、未知、架空の世界で『無人島』という言葉はただ破壊力のあるパワーワードとして僕の頭の片隅にあっただけだった。
就職して社会に揉まれ、忙しいのに、なぜか退屈で。ただただ心が満たされないような、そんな日常を送っていた。そんな時、ふと無人島プロジェクトの広告が流れてきた。
そうだ、無人島に行こう、、!
そうして、架空のパワーワードだった『無人島』が、僕の中で現実のものに変わった。
【無人島での出会い】

迎えた当日。まず駅で見たのは、ちょっと引いてしまうくらいテンションの高いスタッフたち。眩しいくらいのキラキラスマイルは、ちょっと自分には刺激が強かった。
船に乗って、お互い自己紹介をした。
不思議なくらい波長が合う人達ばかりで、数分前に出会ったばかりなのに、心を許して話ができた。
【『大人を捨てて、バカになる』】

島に着いた。
、、、と聞いて船の外を見ると、目の前には『崖』、、、、。「えっ?」。人間の手で整備された港からしか船の乗り降りをしたことのない自分にとって、これがまず一番の衝撃。
足をふらふらさせながらなんとか上陸。ゴツゴツした岩を靴底で感じて、無人島に来たのを実感した
荷物の搬入が終わるとリーダーが
「海入りたいね。、、。海入ろうか、!」と言った。
『大人を捨てて、バカになる』
これが今回のテーマ。海に入りたいから、今海に入る。その言葉は、きれいすぎるくらい純粋な子供のようで、すーっと僕の心に浸透してきた。数年ぶりに海の水に触れたその瞬間から、僕は大人を捨てて子供戻った。
【僕が無人島で見たもの。】

無人島では、本当にたくさんの「はじめて」があった。チーム対抗:獲った魚プレゼン大会。仲間と協力して、釣りや素潜りで食料を調達した。
念願の「とったど〜!!!」もできた。自分たちで、火を起こして、魚を捌いて、みんなと食べる夕食。ちょっと大袈裟かもしれないけど、今まで食べた中で、一番おいしくて贅沢な夕食だった。
1日目の夜、その日出会った友達と海の岩場で寝た。とんでもない量の蚊がいて、背中はゴツゴツした岩なのに、なんだかその空間はとても心地よかった。波の音を聞きながら夜空の下で仲間と寝るのはすごくいいものだった。
2日目、朝日とともに目覚めた。何時かはわからないけど、島の自然が朝になったと教えてくれた。みんなで朝焼けに照らされた海を見ながら、最高のロケーションでヨガをした。みんなといるのがずっと当たり前だったようで、まだ出会って24時間も経っていないのが不思議なくらいだった。
寝起きでエビカニクスを踊って、美味しい朝ごはんを食べて、次に始まったのは『島一周』。歩いたこともないような崖を登り、底が見えないほど深い海を泳ぎ、みんなで火おこしに使う薪を集めながら島をぐるっと一周した。「え!?こんなとこ通るの!?」って思うくらいびっくりする道のりもあったけど、過酷な道ほど、案外楽しかったりもした。
一周できたときの達成感は忘れられない。
2日目の夜、無人島での最後の晩餐。
リーダーから乾杯の音頭を任命された。最高の思い出をくれた無人島への感謝、ここで出会えた素敵な仲間への想いを乾杯にこめた。ご飯を食べていると、遠くの街から花火があがった。まるで僕達を祝福しているかのようだった。
最高で最強な僕達なら、なんでもできるような気がした。いつまでもこの島で、みんなと過ごす時間が続けばいいのにと思った。
【何もない島で、語った想い】

キャンプファイヤーを囲ってそれぞれの想いを語った。まさかの自分が一番手だった。自分の夢や、その中でいろんな葛藤があることを言葉にした。生まれて初めて、あんな大勢の前で自分の内側にあるものを語った。
リーダーが自分を指名する時にかけてくれた言葉が、ただ純粋に嬉しかった。無人島に来て、みんなに会えてよかった。そんなことを想いながら話していると、自然と涙が出てきた。
【無人島に染まる】

最終日、各々荷造りを終えて写真を撮っていると、みんなどんどん海に飛び込んでいった。自分も完全に帰る服に着替えていたけど、帰りのことはそっちのけで普段履きのスニーカーを海水で重くして無人島を後にした。
無人島には子供に戻った大人がいた。みんなオレンジの夕陽に照らされていた。夜空には流れ星が流れ、波音の中のオカリナが聴こえた。みんなで想いを灯した焚き火があって、それを囲って語り合った。
焚き火を囲って歌って、単細胞から進化したエビとカニがいて。貝殻のキャンドルの隣には夢に溢れた日記。朝焼けの中には英雄がいた。これが、僕が無人島で見たもの。日々の慌しい日常の中で忘れかけていた大切なものの数々を思い出させてくれた。
【最後に。】
当日、波の高さの影響で元々行く予定だった島が変更になって、資材がなかったりコンテンツが変更になったり、結構いろんなハプニングがあったみたい。そんなハプニングも全く感じさせないほど、素敵な時間・経験を提供してくれたスタッフさん達には本当に感謝!!ありがとう!!!
人生いろいろ悩むこともあって、何が僕にとっての正解なのかはまだわからないけど、いつか自分なりの答えが見つかった時に「とったど〜!!!」って叫べるようになるまで、無人島で見たもの出会ったものを糧にして、精一杯生きていきます。
無人島プロジェクトは、きっと人生の道しるべになってくれると思います。人生いろいろ迷ってるって人は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。






