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雨が生んだドラマチックな3日間

自分にとっては2度目の無人島。手作りイカダの脱出がしたくて博多ベーシックに参加しました。楽しみすぎて1週間前から毎日天気をチェックしていると、何度更新しても変わらない大雨予報。
「大雨の無人島って何ができるんだろう…」

正直、前日に博多駅へ着いた頃まで後ろめたい気持ちが残っていました。でも、実際行ってみるとそこには雨だからこそ生まれたドラマみたいな展開が待っていました。

仲間のために…

雨の中の無人島生活は何をするにも大変で、過酷なサバイバル生活でした。
だけど、過酷だからこそ自分ができることを見つけていて、どの瞬間を切り取っても懸命に頑張っている仲間の姿がありました。

荒れた海の中へ入り何か一つでも食材がないかと探す人。竹をひたすら細く割いて全員分の割り箸を丁寧に作ってくれる人。いつでも周りを気にして前向きになれる声掛けをし続けてくれる人。
そんなみんなに囲まれていると「自分もみんなのために頑張りたい」と自然に思わせてくれました。

何度でも何度でも

そんな中でも特に印象的だったのが火起こし。
火おこしに使う火が雨によって湿気てしまい、どれだけ頑張っても火がつかない苦しい時間がしばらく続きました。

何度も試行錯誤を重ねていくうちに、次々に火がつき始めあちこちから喜ぶ声が聞こえ、私の班も無事に火をつけることができました。残るは1つ、5班のみ。すでに時間は21時を過ぎ、雨に濡れ体力も限界だったので、誰がやっても諦めたくなる局面の中、声を掛け合って必死に紐を引き続けていました。

1日目は時間的に中止することになったけれど、粘り強い5班のみんなは2日目に持ち越してチャレンジを続けました。「何度でも」の歌詞に合わせ、次こそはできるかもしれないと汗を流しながら踏ん張る姿に、思わず目頭が熱くなりました。

結果、火をつけることは叶わなかったけれど、あの場にいた全員の心を灯してくれました。
ありがとう。

雨の狭間に

何か活動を始めるときは、毎回全員で円陣を組み気合いを入れていた私たち。円陣だけではなく、晴れ乞いダンスもしました。

「ウッホハ、ホッホッハッ!」

まるでどこかの原住民のような掛け声とダンスで心から晴れることを願いました。

そして、大荒れの中の食材・資材集めを終えて集まった頃。あんなに降っていた雨はピタリと止み、海の方を見るとオレンジの空が覗いていました。一目散に海辺へ走っていって見えた光景は、今まで見たどんな夕日よりも心に沁みました。

ずっと雨だったからこそ、夕日が見えるだけで涙が溢れそうなくらい嬉しくて、一緒に頑張ってきた仲間とあの瞬間に出会えた喜びで胸がいっぱいになりました。

夕日が見えたと思ったらまた大雨。一瞬でも見えた夕日の余韻を感じながら、タープの中でみんなで肩を寄せ合いながら体力の限界まで楽しみました。

大きな火でキャンプファイヤーをすることはできなかったけれど、小さなライトの火を眺めながら、思い思いの言葉で2日間を振り返る時間は、誰の言葉も温かく感じられ、忘れられない思い出になりました。

心からみんなにありがとう!無人島は、初めて出会う景色、仲間、感情、いろいろなものに本気でぶつかれる場所だと思っています。雨であんなに躊躇していた自分はどこに行ったのだろうと思うくらい、今は「無人島へ行ってよかった」と思う気持ちでいっぱいです。

かけがえのない時間をありがとう!!
あーあ、みんなにまた早く会いたいなぁ。

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