私が無人島に行った理由
さやち 「GWに無人島行くの!」
うーたん「ずるい!私も行く!!」
マレーシアから帰ってきて、何かしたくてたまらなかった私は、友達が知って、私が知らない世界があるなんて嫌だ! というちょっとした負けず嫌いと好奇心で、無人島に行った。
初めての海外はものすごく不安だったけど、思い切った一歩でかけがえのない時間を過ごすことができた。失敗を恐れて、やりたいことに挑戦しないなんてもったいない。やらない後悔より、やって後悔したい!失敗も人生のスパイスでしょ!!と思うようになった。
だから、他の参加者たちより「無人島に行きたい!」「無人島で〇〇やりたい!」という思いは弱かったし、新しい環境にとにかく行きたい!新しい自分・本当の自分に出会いたいというただそれだけだった。
楽しかったこと
無人島には、きれいな空と透き通った海があった。空好きの私にはたまらなかった! 波の音が心地良くて、ただそこにいるだけで楽しかった。きっと他の人たちがいなかったら、1日中ぼーっと海を見て、食糧調達も料理もせず、2泊3日生きられなかっただろうなぁ。
忙しい毎日で何も考えない時間はほとんどない。暇さえあればスマホを見て、音に時間に追われている。何も気にしないでただきれいな海を見る。“無”を全力で楽しんだ。
無人島でお気に入りの物を見つけた。それは、シーグラス! 瓶が海に流れ、割れたり傷ついたりしながら唯一の形になって、どこかの沖に流れ着く。普段捨てているものは、無人島では生きるための道具や娯楽に生まれ変わる。たくさんの漂流物のおかげで無人島生活に色がついた。世の中にゴミは存在しないのかもなと思った。人にも物にも良いところや、それらしさを発揮できる場所が必ずあるんじゃないかななんて、思ったり思わなかったり(笑)
今日が1番若い日
私は20歳(今回の最年少)で、就活について考え始めたところだった。大学生は人生の夏休みとよくいうが、冒険のような夏休みが終わってしまったら、挑戦よりも安定を求めるようになるのかなと漠然と思っていた。
しかし、無人島で出会った人たちは、自分の夢や野望をイキイキと話していた。
「こんなことをしたい、だから今こんなことをしてる!」
私が想像した夏休み終わりの大人は誰一人いなかった。「うーたんの野望はなに?」と聞かれたとき、私の頭には何も浮かばなかった。もったいないなと思った。やりたいことがないわけではない。無人島に行った時も、どうしてもやりたいことがあった。やれないのではなく、本当は失敗を恐れていたことに気がついた。
私もみんなみたいに、やりたいことに前のめりに生きていきたい! 「今日が一番若い日」という素敵な言葉を教えてくれた人がいました!
挑戦に遅いということはなく、今日が一番若いのだから、今日の自分に正直になろうと思った。
人が持つ力
今回、無人島プロジェクトの「2泊3日無人島キャンプin姫路」に参加して1番良かったことは、素敵な人たちに出会えたこと! 無人島で人に会うとは少し矛盾しているように思うけど、人の持つ力や日常の豊かさに気がつけることも、今の時代に無人島に行く良さなのではないだろうか。
釣りは魚が釣れないどころかワカメに引っかかってしまうし、山に山菜を探しに行くと、道があることが当たり前ではないし、山菜は1つも採れなかった。火起こしも、全力でやればつくでしょ、と思っていても全くつかない。火や電気、水、そして、食料があることは当たり前ではない。それを全身で体感することができた。“無”を1にする大変さを知った。
しかし、それでも楽しい時間を過ごすことができたのは、人のアイディアと行動力のおかげである。「ハンモックをつくりたい」「サウナをつくりたい」という声から、漂流物を集めて、意見を出し合いながら、作っていく。
無人島にサウナ!? ハンモック!?
夢の話かなと思ったら、現実になった。人の「やりたい!」という思いはすごいなと思った。みんなの目はとても輝いていて、完成した時の歓声はとても大きなものでした。
年齢も出身も職業も何もかも違う人が集まって無人島で生活する。日常から離れ、「生きること」、そして「自分」と向き合う。無人島で人に出会うことに意味があったと思う。取り繕うことなく、ありのままの自分で、ありのままに自分を語る。全力で生きるからこそ、響くこと・気づくことがあると思う。34人いれば34通りの生き方があって、それぞれの輝き方がある。だからこそ、私も私らしく生きようと生きる力をもらいました!
最後に
この場を借りて、まず2泊3日一緒に過ごしてくれたみんな、ありがとう! 今度会った時は、またみんなの夢や野望を聞いて刺激をもらいたいし、私もみんなみたいに目を輝かせながら話せるようにするね!
無人島プロジェクトに参加すると、それぞれ感じることがあると思います!
そして、普段体験することができないことばかりです。海に飛び込みをしたり、キャンプファイヤーをしたり、夜に大きな声で騒いだりなど。また、出会えてよかったな、そしてこれからも関わっていきたいなと思える人に出会うことができます。日常の息抜きに無人島にいこう!
無人島に行くからこそ日常の素晴らしさに気づいたり、素敵な人たちに出会うからこそ自分の良さに気づいたり、気づきの多い2泊3日です。そして何より楽しい!!
無人島に行くことを決断した自分、誘ってくれたさやち・だもも、一緒に生きたみんな、これを読んでくれたみなさん、ありがとう!!!
Written by うーたん
【参加型】2泊3日無人島キャンプ
▼うーたんが参加した「ベーシックキャンプ姫路」はこちら
https://mujinto.jp/plan/basic-hakata/
▼博多でも開催しています!「ベーシックキャンプ博多」
https://mujinto.jp/plan/basic-himeji/