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人生の糧。21人に出会えたことはこの先の希望。(姫路basic)

留学を諦め無人島へ

1月に休学届を提出し、3月からマレーシアに飛ぼうと決意した途端。
コロナとの戦いに。周りの反対を押し切りながらも 「行く!」と言っていたが、断念。
「休学しちゃったのにこの先どうすればいいんだ」

焦りが募っていくばかり。バイトしながら日々が流れていくのに飽き飽きして旅行のことをよく調べるようになった。
そしてコロナ真っ只中、外に出たくてうずうずしていたのが爆発。たくさんの知り合いに会いに行き、たくさんの人の人生のストーリーを聞いて回ってたどり着いた無人島。
私はこの出会いに救われました。

人見知りがすぐに解けた無人島生活

1日目、姫路駅集合。一人たくさんの荷物を抱えトコトコと知らない街を歩いて見えた集団。
私にとってその中に入り込むのには、20歳というプライドと、それ以上に自分は大人だっていう自覚が必要で、人見知りをしながらも飛び込んだ。

タクシーの中で友達同士で来た2人と一緒に。「やっぱ1人で来るのは間違ったかな」と不安になりながら始まった。

船に乗って30分あまり。みんなと話せないまま無人島に到着。
暑いし、蚊多いし、疲れたな〜、って思いながらも、みんなで荷物運んでテント作ってってやっていたら、どんどん楽しくなってきた自分に気づいた。
「これ、こうした方がいいんじゃない?」って考えながら行動できている自分、誰かのためにって思える自分がいたことが嬉しくて。

班対抗漁獲量対決では頑張ろ!って一致団結。初めて魚を捕まえた瞬間は気持ち良くて嬉しくて。みんなで捕まえて、結果は最下位だったけど、最高に良い思い出になった。
ドラム缶風呂も、体はもちろん心が温まった。
みんなで夕食を作ってどんなものができるかなって、作りながらもずっと楽しみだった。
そして温かいご飯を口にした時の幸福感。
こうだったねあーだったねってまったりしながら食べて、火を囲んで食べるご飯がすごく美味しく感じた。

この何もない所で生活できる素晴らしさや自由さが、今の自分を解放させてくれて、生きるって素晴らしいことだなと思えた1日目でした。

出会ったばかりの仲間との団結力

2日目。私が起きると、もうみんな起きててびっくり。慌てて着替えて。火起こし開始!全然分からないって言いながらも、班で案を出し合いながら全部試してだんだん正解に近づく。
そうしてる間に雨が降ってきちゃって、でも最後まで諦めずに雨の中挑戦し続けて、結果的に火が点くことはなかったけど、心の中は温かくなったのを感じた。

その日の昼食作りは粉物。火が点かずに周りに助けてもらいながら、やっと出来た熱々のすいとん味噌汁。その合間に違う班のみんなが出来た物をくれて、ありがたいなとしみじみ感じた。「団結っていいな」って思えた瞬間でした。

困難を乗り越えるたびに、仲間のありがたみを感じた

島一周。みんな前の人にくっついてソロソロと歩いて渡って、ここ危ないよって伝言ゲーム始まって、一人一人が周りのことを考えることが、人間らしさがあふれていて素晴らしく感じる。
そして、テントに無事に帰ってきた時の達成感。待機組が料理を用意してくれていた温かさ。


一つ一つのことが心に深く刻まれ、当たり前を感じさせない、「ありがとう」という感謝の気持ち。

夜の大嵐の中、雨対策、寒い中みんなで一生懸命寝れる環境を作ったり、かなり酔った私を介抱してくれる優しい仲間。番長って言われながらもみんなが話してくれるのが嬉しくて、みんなを呼んで話を聞いて。

初めて挑戦した魚の三枚おろしがすごくきれいにできて周りからも褒められて、私でもできるんだと実感。できることが増える嬉しさ。
そんな2日目が終わる寂しさを感じながら夜が更けていった。

無人島でできた、かけがえのない出会いと仲間

3日目。テントを片付けながら「楽しかったね。帰りたくないね。」って惜しみながらも、すでに「また会おうね」って前向きに話すみんながいて、この関係はこれからも続くって思えて前向きになれて心も救われた。

またみんなに会いたいって思いが募る中、船に乗ってお風呂入りながら帰ったらここで飲もうねとか話して、人見知りを爆発させていた1日目とは大違い。

こんなにも成長できるんだっていう満足感。
たくさんの人にこの3日間のことを話したくなる、そんな無人島生活でした。
陸地に着いて、だんだん一人一人と帰っていって、寂しい反面「また会おうね」って言葉に「また会おうね」って返せるのが嬉しかった。

この無人島で21人と過ごしたことを人生の糧に。そしてこの出会いに感謝して。
みなに幸あれ。

『無人島 終』

Written by さつき

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