●参加の動機
元々は、無人島スタッフをやっている友人から「絶対おすすめ!絶対に一度はいったほうがいい」という紹介をうけ参加しました。元々、無人島に興味はあったものの 自分はどちらかというと内向的な性格なこともあり、無人島に来る人はめちゃめちゃ活発的な人が多いんだろうな、、、と思っていたので、そんな中に自分が溶け込めるか若干の不安がありました。
特に当日は誘ってくれた友人がいなく、知り合いが一人もいない状態だったこともあり(笑)。そんな不安と無人島に対する未知へのワクワクを抱えながら当日の集合場所に向かいました。でもいざ島に着くとその不安は一瞬で消えて、結果的に「また参加したい!!」と思えるような本当に濃い3日間になりました。
●「しなければいけない」なんてなかった
無人島生活は本当に自由で。勿論最低限の食材集めや火おこしはしないと食事ができないのでしますが、特にみんなでこれをやらなきゃ!!というのはなく、各々が自発的に石で窯を作ったり、近くの海藻や貝を採りに行ったり、近くの大きな木を組み立ててブランコで遊んだり(笑)。
行動も発想も全部自由。自分がこうしたいと思ったものを気ままにやる。自分が普段「これをやらなきゃ!」と思ってることを「こうしたい!」に変えてくれました。社会人になってから縛られている何かを、自分が勝手につくりあげたものから一度解放してくれた無人島で得れた大切な思い出の一つかもしません。
●無人島後の日常の変化
一番の変化は「今在るものへの感謝」という意識が強くなったことかと。
無人島は当然ですが、寝るベットや照らしてくれる電気もなく、普段の生活で当たり前に使ってるものがなくなります。そんな当たり前の生活ができない無人島から帰宅して、今ある生活ってすごく恵まれてるなって帰宅後に実感できました。
実際、ふかふかのベットに飛び込んだ時は結構感動しました(笑)。
また、自分が参加した9月会は「ありがとう」がたくさん飛び交う会でした。
どんなささいなことにもスタッフだけじゃなく、参加者全員がおたがいにありがとうを伝えあう。日常でこんなにも「ありがとう」を伝えあうことってないんじゃないかなってくらい。
どこかで「やってもらって当たり前」って思ってる自分が日常にいて、そんな自分に無人島を通して生活やモノだけでなく、今周りにいる人への感謝の気持ちを再認識できたのは大きかったです。
●スタッフの皆さんへの感謝
本当に毎回スタッフの皆さんへの感謝しかないです。
怪我した時の対応もそうですが、一人一人をちゃんと見てその人に合った役割をみつけてくれる。スタッフという役割はあるけど、皆さんとても気さくで、盛り上がるときには一緒に楽しんだりとスタッフよりは気軽に話せる「友人」という感じでした。
全員を怪我無く安全に帰らせることもそうですが、それ以上に参加者に「何かしらのキッカケとなる3日間にしてもらう!」という熱い想いを感じました自分が初めて参加した時に、一瞬で不安が吹き飛んだのは間違いなくスタッフの方々のおかげです。
●最後に
「なぜ無人島に行くのか?」って聞かれたら、
非日常を味わいたいとか、無人島というキーワードに惹かれた!というのは勿論あります。でも一番の理由は、「無人島に集まる人たちが本当に個性が強くて魅力的だから」。毎回集まる人も違うため、その回の島の色は毎年違うんですが、ムジプロに参加する人って何か一つのことに夢中になっていたり、今を全力で生きている人が多いからその人たちの話を聞くのが本当に楽しい。そして知らず知らずに自分も勝手に影響されていく(笑)。
たった3日、されど3日。何もない無人島だけど終わるころにはきっとバッグには詰めきれないほどのたくさんのものを持って帰ってきてるのではないでしょうか?