【「ムジプロ」との出会い】
僕が「ムジプロ」を知ったのは2年前。たまたま行くことになった初めての一人旅、たまたま行った沖縄のゲストハウスで、たまたま晩御飯を隣で食べた青年がベーシックキャンプのスタッフだった。「ムジプロ」というワードを聞いても当然???状態の僕に、彼はとりあえず2か月後に姫路でスタッフやるから来なよ、と言う。
直感的におもしろそうとは思いつつ、20%の怪しすぎが消えずびびって友人を誘い2人で参加。それが想像以上に楽しくて毎年1回、今年で3回目の参加だった。(ありがとうゆうすけ!)

【高校のクラスがもう一つ】

リピートする一番の理由はムジプロの雰囲気が好きだから。年齢も背景も価値観もばらばらな30人が集まり、敬語禁止、肩書も関係無くフラットな人対人で3日間を共にする。普段周りにいないタイプの人がたくさんいて色々な話を聞ける、自由に発信したって何だって受け入れてくれる、初日は何一つ知らなくても3日間を通して仲が深まり、高校のクラスがもう一つ出来たような感覚になる。
【さらけ出す】
今回スタッフが考えてくれた太島のテーマは、自分にとって「生きる」とは何かを考え人生のきっかけを見つけること。最初はほえ~くらいにしか聞いていなかったが、いざ皆と話しながら考えてみると、自分がより生きていると感じるのはどういう時か、心から好きなもの欲しているものは何か、これから何をしたいか、新たな発見もあった。心の奥底で思っていることに気づき、機会が無ければ話さないようなことも、受け入れて応援してくれる安心感がある皆には話してみたいと思えた。

また、ランダムに指名された1人を3日間こっそり見守るという新企画での学びも一つ。たくましいシークレットバディから、真面目な話してる時ににやにやすなと言われた。その場では笑ってごまかしたが、社会人1年目の時に上司に言われたことがあったのでまだ直ってなかったかとぶっ刺さり猛省。心なしか目の前の焚き火が歪んで見えたが、大人になるとそんなことも言ってもらえなくなるのでとてもありがたかった。突如初対面が集まるので、自分の見え方も気づかされるとっても良い企画でした(真顔)。
無人島には当然風呂もトイレも無く、海や雨、砂や煙にまみれて過ごす。こうして外見も中身も、かっこいいところもかっこ悪いところも、さらけ出すところから関係が始まることが深い仲に繋がる一つの要素なのだと思う。

【結び】
島も参加者も違えば全く違う会になる。今回はピン芸人のような変人(良い意味で)が多く、初日から個性派が順に一芸、ゲリラライブ、少林寺講座、漁獲量コントアタオカトリオ、スタッフまで小芝居、無限ポーランド踊り、乾杯のザビエル、ダンスの妖精(怪物)、あやかい懇親の一発ギャグ(書けない)、恐怖のオーシャンズ、、ゲラゲラ笑った。楽しいながらも時折まだ自分の素が出せていないと打ち明けてくれる人もいて、その歪な輪も人間らしく感じた。とここで参加に不安を感じているあなた!ムジプロはキャンプ後も繋がっていくことがコンセプト、時間がかかっても輪になっていけます、一人参加も30代参加もたくさんいます、もちろん一芸不要なので安心して飛び込んでみてください!
早速2ヶ月後にグランピングが企画され参加率驚異の90%。みんな暇なの?笑 新たな繋がりとともにこれからの人生がまた楽しくなるんじゃないか、そんな気がしている。親愛なる変人たちへ、これからもよろしく!
