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冒険の島「田島」の秘密基地に行ってみた(長崎県)

離島の数で全国トップクラスを誇る長崎県。その中でも、アクセスの良さと非日常感を兼ね備えた無人島として注目を集めているのが「田島(たしま)」です。

今回は長崎県西海市の大村湾に浮かぶこの島を実際に訪れ、話題の「森の秘密基地」を中心に、島の魅力をご紹介します。

好奇心旺盛な方であれば、「無人島」と聞いた瞬間にワクワクが止まらないでしょう。しかし同時に、「アクセスは大変ではないか」「設備はちゃんとあるのか」といった不安を抱く方も多いはずです。田島はそうした不安を払拭してくれる、初心者にもやさしい無人島。本記事を通じて、その理由を具体的にお伝えします。

田島とは?長崎・大村湾に浮かぶ「滞在型無人島」

田島は、地元企業「大村湾リゾート」が所有・運営する島です。2013年に滞在型自然体験施設としてオープンし、以来、家族連れから若者グループまで幅広い層に親しまれています。

かつては人が暮らしていた歴史があり、約30年前までは島に生活の営みがありました。そのため、島内には古い家屋や田園風景が今もそのまま残されており、単なる自然の島ではなく「かつて人が生きていた痕跡」を感じられる、少し特別な雰囲気を持っています。この点は、他の完全な無人島にはない田島ならではの魅力といえるでしょう。

アクセスの良さも見逃せないポイントです。亀浦港にある田島事務所から船に乗れば、わずか5分で島に到着します。「無人島=行くのが大変」というイメージを覆す、驚くほど手軽なアクセスです。船旅というだけで気分は一気に高まりますが、その時間の短さも相まって、初めて無人島を訪れる人にとってハードルの低い選択肢になっています。

田島にある「森の秘密基地」を探検しよう

田島の最大の見どころのひとつが、島の森に広がる冒険アクティビティの数々です。

今回は「森の中に秘密基地があるらしい」という情報を頼りに、実際に探検してみました。

森の中には秘密基地がある

木々の生い茂る道の先に真っ白な灯台

島内には散策ルートと遊歩道が整備されているため、装備や経験がなくても気軽に森の中を歩けます。島自体もそこまで大きくなく、1〜2時間ほどで一周できる規模感。そのため、日帰りでも十分に楽しめるのが嬉しいポイントです。

森の中は植物の種類が豊富で、歩みを進めるたびに景色がどんどん移り変わっていきます。珍しい自生種もあり、植物や自然観察が好きな人にとっては探検しがいのあるフィールドといえるでしょう。

一方で、季節によっては足元のコンディションが悪くなったり、蚊やハチなどの虫が多く発生したりすることもあります。実際に取材時のスタッフは半袖・短パン・サンダルという軽装で挑んだ結果、蚊に刺されまくるというハプニングに見舞われました。動きやすさを意識しつつも、長袖・長ズボンや虫よけ対策など、服装選びには十分注意しておきましょう。

灯台からスタートするジップライン

森をかけ抜けるジップライン

森の中を進んでいくと、木々の合間から真っ白な灯台が姿を現します。実はこの灯台の裏側こそが、島の名物アクティビティ「ジップライン」のスタート地点になっています。

ジップラインとは、ワイヤーにぶら下がりながら滑車で森の中を滑走するアクティビティのこと。木々の間をすり抜けていくスリルと爽快感は、まさに大人も子どもも夢中になれる要素が詰まっています。ドキドキとワクワクが同居する感覚こそ、冒険と呼ぶにふさわしい体験でしょう。

ただし、ここはあくまでスタート地点にすぎません。島内には数カ所のプラットホームが設置されており、それらを中継しながら進んでいくことで、ようやくゴール地点である”ある場所”へとたどり着く仕組みになっています。

ジップラインのコースに沿って歩みを進めると、景色は徐々に森から竹林へと変化していきます。空に向かってまっすぐ伸びる竹の姿を眺めながら歩く時間もまた、田島ならではの非日常体験のひとつです。

地上11mの高さに佇むツリーハウス

ジップラインのゴールとなるツリーハウス

竹林の先に現れるのが、ジップラインのゴール地点でもあるツリーハウスです。まるで宙に浮いているかのようなその佇まいには、思わず息をのむはず。

驚くべきはその高さ。なんと地上11mの場所に建てられており、たどり着く手段はジップラインかハシゴのみという徹底ぶりです。この特別なアクセス方法こそが「秘密基地」と呼ぶにふさわしい雰囲気を生み出しています。

まっすぐに空へと伸びる竹林を背景にしたこのツリーハウスは、写真映えの観点でも非常に優秀です。SNSでシェアしたくなる、田島観光のハイライトポイントのひとつといえるでしょう。

ターザンの家と魔女の家をつなぐ秘密のトンネル

ターザンの家(左)と魔女の家(右)

竹林を抜けた先の雑木林にも、見逃せないスポットが待っています。「ターザンの家」「魔女の家」と名付けられた、どこか愛嬌のある2つのツリーハウスです。

この2軒には、木でできた秘密のトンネルがつながっています。人ひとりがようやく通れるほどの狭さながら、大人でもきちんとくぐり抜けられる作りになっている点がおもしろいところ。もちろん多少の体力は必要になりますが、童心に返って夢中で遊ぶには、少し息が上がるくらいがちょうどいいのかもしれません。

雑木林を抜けたところで、田島の森に隠された秘密基地をめぐる冒険は幕を閉じます。歩いた距離以上に、心が満たされる体験になるはずです。

森だけじゃない!田島で楽しめる多彩なアクティビティ

田島の魅力は、森の秘密基地だけにとどまりません。

動物との触れ合いや海のアクティビティなど、森以外にも楽しめるアクティビティについて紹介します。

大人も子どもも一緒に楽しめる無人島、それが田島

島内には、かつての生活の跡が残る古民家や田畑が今も存在し、火起こしや五右衛門風呂といった、普段の暮らしでは味わえない体験にも挑戦できます。農作業体験を通じて、食べ物が食卓に並ぶまでのプロセスを肌で感じることもできるでしょう。

さらに、島内では動物とふれあえる機会もあります。癒やしのひとときを求める人にとっても、嬉しいポイントになるはずです。

海のアクティビティも充実しており、釣りやシーカヤックといった定番メニューも用意されています。森・里・海、それぞれの環境を一日の中で横断的に楽しめる点こそ、田島という島の懐の深さを物語っています。

日帰りでのプチ冒険から、島全体を貸し切っての特別な滞在まで、楽しみ方の幅は無限大。訪れる人の目的やグループの人数に合わせて、自由に旅のスタイルを組み立てられるのも田島の強みといえるでしょう。

誰もが島ならではの自然を満喫しつつ、ドキドキワクワクしながら遊ぶことができます。

田島へのアクセスと訪問前に知っておきたいこと

改めて、田島へのアクセス情報を整理します。

田島の基本情報

  • 所在地:長崎県西海市 大村湾内
  • 運営:大村湾リゾート
  • 開業:2013年(滞在型自然体験施設として)
  • アクセス:亀浦港「田島事務所」から船でわずか5分
  • 利用条件:事前予約制、入島料・宿泊料あり

「無人島」という響きから、上級者向けのアウトドア体験を想像する人も少なくないでしょう。しかし田島は、船での移動時間が短く、遊歩道や施設もある程度整備されているため、初心者や小さな子ども連れのファミリーでも安心して楽しめる環境が整っています。

一方で、あくまで自然環境の中でのアクティビティであることは忘れてはなりません。前述の通り、季節によっては虫や足場のコンディションに注意が必要なため、長袖・長ズボン、歩きやすい靴、虫よけスプレーなどの準備をしておくと安心です。

また、入島には予約と料金が発生するため、訪問前に公式へ問い合わせのうえ、日程や持ち物の詳細を確認しておくことをおすすめします。

詳細情報については、「田島HP」をご確認ください。

田島でどんな冒険をする?

長崎県大村湾に浮かぶ無人島「田島」は、アクセスの手軽さと非日常の冒険感を両立させた、珍しい島です。

森の中を舞台にしたジップラインや、地上11mのツリーハウス、秘密のトンネルでつながる2つの隠れ家。さらには古民家での暮らし体験や、海でのアクティビティまで、島全体がまるごとひとつの遊び場になっています。

好奇心のままに冒険したい人も、家族でのんびり自然を満喫したい人も、それぞれのペースで楽しみ方を見つけられるはず。次の休日、少し足を延ばして、田島で自分だけの冒険を体験してみてはいかがでしょうか。

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