無人島で最も手軽に確保できる食材が野草だ!獣や魚と違ってその辺に生えている野草は逃げないが、食べられるかどうかの知識が必要になってくる。
種類を覚えるのは大変だと思うので、自分で食べられるかどうかの判断をする方法を紹介しようと思う。
Universal Edibility Testという国際基準の可食判断方法をこちらの記事を参考にまとめてみました。
➀テストしたい植物を根、茎、葉、芽、および花に分ける。
野草は部位によって過食可能な部位とそうでない部位がある。
においのきついものや、見た目の悪いもの、虫がついているものは破棄しましょう。
➁植物を部位ごとに手首または肘のあたりに15分ほど置いてみて接触中毒テストをします。
植物を置いた部位が火傷、かゆみ、麻痺、または発疹が出てきた場合はその植物は食べるのはやめた方がいいです。
➂接触テストが成功したら食べる準備をします。
野草によっては火を通すことで食べられるようになることもある。火を通したら、唇に3分間触れさせる。腫れたりヒリヒリする反応があれば、
その部位は食べないようにしましよう。何も反応がなければ次のステップへ。
➃舌の上に乗せ15分待つ。反応が無かったら飲み込んでみる。もしこの段階でヒリヒリするなどの反応があれば吐き出そう。
➄飲み込んでみたら8時間ほど待つ。待っている間は水以外の飲み物を口にしないようにしましょう。
気分が悪くなったら我慢せずに吐いて水分を多めに取りましょう。何もなければその部位は過食可能です。
忍耐も時間もいりますが、国際基準で野草が過食可能かの基準になるので大体の流れは知っておいて損はないです。
食べられる野草の一例
・たんぽぽ
キク科タンポポ属の被子植物。ヨーロッパや中東では葉がサラダなどに食用として利用されている。、ビタミンA、鉄分、カルシウムが豊富。
花言葉は「真心の愛」「神のお告げ」「愛の神託」「思わせぶり」「別離」
出典:フリー素材なブログ
小学校の帰り道とかによく見るやつですね!
・オオバコ
オオバコ科、オオバコ属。日本全土に分布している。趣旨にはカルシウム、マグネシウム、リンなど、オオバコは栄養価が高い!
余談だが、Yahooで調べて出る検索候補の上から2段目に「オオバコ ダイエット」とでるため、ダイエットにも効果があると注目されているようだ。
出典:photoAC
夏とか下校中によく見るやつですね!
・つくし
元々は”スギナ”という名前の植物で、春になると地下茎から”ツクシ”と呼ばれる胞子茎を出す。このつくしが可食部位。
“はかま”というつくしの節にかぶさるように付いている部分を取り除いてから、水洗いで泥を落としてキレイに洗います。5分ほど鍋でゆでると下処理は完了です。
ビタミンB群やビタミンEなどが含まれていて、つくしも非常に栄養価が高いです。ただ、微量の毒が含まれているため5・6本食べる程度なら問題ないが、食べすぎには注意。
出典:photoAC
これも春先に友達との帰り道によく見るやつですね!
・ヨモギ
キク科で日本全国に分布している植物。ハーブの女王と呼ばれるほど豊富なビタミンを持っている。主な成分には、食物繊維にカロテン、ビタミンKなど。
ヨモギを使った草餅が有名だが、お浸しや味噌汁にしてもおいしい。
<a
出典:花盛りの森
最後に
Universal Edibility Testは非常に時間がかかりますが、リスクを抑えるためにも重要な知識です。覚えておいて損はないでしょう。
学校帰りはよくツツジの花の蜜を吸っていたけれど、その辺の雑草にもこんな栄養素があったとは驚きです!