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無人島へ行き、無人島へ帰ってきた僕の話。〜前編〜(basic)

今回の体験コラムは、てっしー。

熱い想い、2回に分けてお届けします!

***

「無人島プロジェクト」

この文字を見ただけでワクワクした。

 

それはたまたまどこからか流れてきたFacebook上のイベントページ。

詳細や値段は特に見ずに、直感で「行こう。」と決め、そのまま参加申し込みをした。

 

貯金がなかったり、関西での開催だったり(関東に住んでいた)

後でいろいろ気付いて「あらま。」となったけど、キャンセルする理由にはならなかった。

(結局開催日の直前の夜中に高速道路を5〜6時間かっ飛ばし、

姫路到着後30分だけ仮眠をとって、無人島に突撃することになる。)

 

『無人島プロジェクトに参加した理由は?』

と聞かれれば、冒頭の通り答えるけど、

考えてみればいろんな「やってみたい」がその時にあって、

それができそうだったから参加したのかもしれない。

例えば、

「人生一度くらいは無人島に行ってみたい」

「某TV番組みたいに獲ったどー!って叫んでみたい」

「プチサバイバル経験してみたい」

などなど、誰でも思ったことあるようなこと。

そんな夢が叶えられるチャンスが目の前に転がってきたんだから、そりゃ行くしかない。

 

「無人島プロジェクト」って長いから「ムジプロ」に略すことにする。今思いついた。

ムジプロに参加することで、無人島という “超” 非日常の場所と時間を体験できる。

非日常は普段の生活の中でも作り出せるけど、超非日常とはなかなか出会えない。

 

旅好きの僕からすると、旅をするときの感覚に少し似ているような気もする。

知らない場所へ行き、誰かと出会い、異なる文化の生活を知り、

新たな発見をして、自分が何者であるかを追求する。あの感じ。

だから僕は「無人島に旅に行った」っていう方がしっくりくる。

 

せっかく無人島に行くなら何か目的が欲しいと思って、

“自分が何者であるかを追求する” ことに重きを置くことにした。

 

何もない。自然しかない。

そこで過ごす中で自分が何を感じ、思い、考え、行動するのか。

ただ純粋にそれが気になった。

普段の生活だといろんなフィルターがかかっていたり、

そもそも満ち足り過ぎだし、いろいろ持ち過ぎているから、

「本当の自分」が埋もれてよくわかんなくなる。

これで悩んでる人ってたくさんいると思う。

 

無人島では、ほぼゼロの状態の自分でいられるから、

その時の感覚が「本当の自分」に近いものなんだろうと思った。

だから日常から思いっきり離れて、できるだけゼロに近付こうとした。

 

・坊主にした(笑)

まぁこれはたまたま心機一転のタイミングと合っただけなんだけど、

お風呂のない無人島で過ごすにはピカイチで快適だった。

ちなみに直前はチョンマゲできるくらいの長髪だった。

ちなみにちなみに失恋したとかではない。

でも傷心旅行で無人島行くのは結構良いと思う。

 

・スマホを一切触らなかった

それは無人島なら普通では?と思うかもしれない。

実は有人島が近いから余裕で電波通る場所だった(笑)。

そこまで依存しているわけではないが、

「気になること」が一気に増えるから、

電源切ってカバンの奥に突っ込んでおいた。

メールや電話、ニュースにSNS、そして何より“時間”。

日常生活で「気にしなければならないこと」を気にしたくなかった。

 

・カメラを持って行かなかった

これがムジプロ参加でのハイライト。

人生に影響する選択になった。

僕の趣味はカメラ。写真も動画も撮る。

一眼レフ、GoPro、360度カメラ、そしてiPhone。普段からいろんなものを撮っている。

特にイベントとかでは必須の持ち物で、大学の行事とか大量の写真と動画を撮ってしまう系男子である。

そんな僕がカメラを家に置いて行った。うっかり忘れたわけじゃない(笑)。

これに関しては直前まで悩んだ。

充電もしっかりして持って行ける準備もしておいた。

出発前に寝て目覚めた時の直感に任せて、結果置いて行くことになった。

徹底的に「撮らない」ことにした。

だから持って行ったスマホでも撮らなかった。

なぜそんなことをしたかというと、“なんでも誰でも撮れる時代” だから。

自分が何を撮りたいのか、何が撮れるのか、よくわからなくなっていたんだと思う。

 

これらの選択は全て正解だった。一切の後悔もない。

まぁ後悔なんてしない性格なんだけど。

 

単純に、全ての瞬間を全力で楽しむことができた。

目の前のことを、目の前の人と一緒に、一生懸命取り組んでいた。

 

忘れられないシーンがある。

すぐに意気投合した人が二人いて、僕の

「イカダ作ろう。」

の一言で始まった、漂流物を拾い、繋げていく作業。

男三人が時間を忘れ、

ただ黙々と、不器用にイカダを作っているのは

思い出すだけでかなりシュールで笑える。

しかも男だと重過ぎて乗れないっていう完成を迎えた。

女の子1人乗せて十数メートル進んで大破し海の藻屑となったけど、

最初から最後まで全部はっきり覚えている。

 

写真も動画も残ってないけど、ちゃんと感情まで思い出せる。

忘れっぽい僕にとって、それはかなりすごいこと。貴重なこと。素敵なこと。

有人島に着いたあと、この三人はコーラ(最高にうまい)で乾杯し、

「いかだbrothers」を名乗るようになる(笑)。

LINEのグループも作った(笑)。

 

他にもたくさん思い出のシーンがある。

言い出せばキリがない。でもあえて全部は言わない。

せっかく写真にも動画にも撮ってないから、自分の中に大事にとっときたい。

というか独り占めしたい。

子どもの頃の「宝箱」みたいな感じ。

 

参加する人には是非、その「宝箱」に

“キラキラしたもの”

をいっぱい詰め込んで、持って帰ってもらいたい。

自由に書いていいと言われたので、好きなように言葉を並べてきたけど、

最後まで読んでくれた人はどのくらいいるのかな?

 

ここまで読んだ人、無人島で会いましょう。

 

そう、実は僕、ムジプロのスタッフなんです。

 

後編では “参加者” から “スタッフ” になった経緯と、

キラキラしたものが何なのかをお話しします。

「無人島へ行き、無人島へ帰ってきた僕の話。〜後編〜」

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