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【無人島活用事例】無人島で行う大学生の究極的リーダーシップ研修

企業研修、新人研修、ゼミ合宿、サークル合宿、イベント開催など、無人島の活用方法は無限大。1島丸ごと貸し切ることができる無人島もあり、近年その活用事例は急増しています。
ここでは、世界を動かすリーダー育成を通じて、より良い社会の構築への貢献を目指して活動している《NGO法人 Catalyst》の事例を紹介します。
「無限島」と題して、無人島を舞台に、大学生を対象とした圧倒的なリーダーシップを発揮できる人材になるためのきっかけづくりの場を手がけています。

※2023年現在は学生団体無限島プロジェクトによって運営されています。

自分を解放させる無人島という非日常空間

無人島である意味

NGO法人 Catalyst》が無人島で大学生向けリーダーシップ研修を行なうのは2019年で3年目。なぜ無人島なのでしょうか。
自身も数々の団体立ち上げやリーダーを経験してきた、代表の一場翔貴さんはその理由を「非日常だからです」とシンプルに語ります。
無人島には何もありません。人もいなければガス・水道・電気といったライフライン、生きるために必要な食料も、安心して寝る場所も、自分でどうにかしなければそこにはありません。

また、逆に言えば自分を縛るものもありません。
やらなければいけないタスク、◯時から始まる授業、学生という肩書き、飲み会の誘い、読まなければいけない空気etc…

人はそういったものに無意識のうちに影響され、無意識のうちに本来の自分を見失ってしまうもの。
何もない無人島だからこそ、本当の自分自身に向き合うことができるのです。

だから、《NGO法人 Catalyst》は”非日常空間”を重視し、その舞台を無人島に求めました。

自分を変えるため、無人島に集まった仲間たち

参加者28名。全員大学生。
全国から集まった彼らのバックグラウンドは様々ですが、何かしら「自分を変えたい」という思いは共通です。
すでに団体組織のリーダーを務めているが、自分の力不足を感じている人。
「何かやりたい」という気持ちはあるが、具体的な行動に移せていない人。

志高く、向上心ある大学生たちが未来の自分へのヒントを無人島で見つけていきます。
「ミチを彩る、原体験を。」これは《NGO法人 Catalyst》のコンセプトですが、これまで気づかなかった自分に出会い、本当の自分の声に耳を傾け、未知なる未来への第一歩を踏み出すキッカケを、大学生たちが無人島で見つけることを目的としているのです。

”リーダーシップ”を発揮するための前提づくり

無限島開催1ヶ月前にオリエンテーションを行ないます。
ここでは無人島で過ごすにあたってのグランドルールの確認、無限島に参加する理由の再確認、そして、一番の目的である「理想のリーダーシップの発揮」を実現するための道筋を考えます。
いきなり無人島に行ってもその場の状況に応じてただ動くだけで、結局「楽しかった」という感想だけで終わってしまいがち。
3日間でリーダーシップの本質を落とし込むためには、こうした事前準備があるかないかだけで大きく変わります。

理想のリーダー像は何か、理想のリーダーシップとは何か、そのためには何が必要か、今の自分には何が足りないか、充足するために何をすればいいか、周囲に何を協力してもらいたいか、協力してもらうために自分は何をすればいいか…。
1ヶ月前に準備し考えをまとめておくと、いざ無人島に乗り込んだ時に行き当たりばったりな行動にはならず、チームにとっても自分にとっても有意義な経験となるのです。結果的にチーム全体の向上に繋がり、無人島生活が意味のあるものとして成立します。

また、無限島において一番大事とも言える認識をこのオリエンテーションでは共有します。それは「否定しない」ということ。

人は何かをやろうとした時、「笑われるかもしれない」「そんなの無理って言われるかもしれない」など否定される可能性を案じて、本当の自分の考えを言い出せない時があります。そして行動に移せず、自分の可能性を自分で摘んでしまうこともあります。それはもったいない。

無人島は人と人とが向き合う場所。だから無限島の参加者にも本音でぶつかり合うことが求められます。
さまざまな意見を受け入れて、その上で自分を表現する。
自分の本音を言い出せない世の中はフェアではありません。

無限島を運営する《NGO法人 Catalyst》は、ただ単に組織上のリーダーシップを発揮できる人を増やすということだけを目的としているのではなく、常識や社会、他人の意見に惑わされず、自分が主人公である自分の人生を全うできる人を増やしたい、という強い理念を持っています。

否定される恐れのない、肩書きや日常の常識などない無人島なら、最大限に自分を表現することができる。
そういう環境だからこそ、未知なる自分に出会えるのです。

圧倒的に学びを得る3日間の無人島生活

リーダーシップの前にチーム力

無限島の活動はチーム制です。仲間で協力し合い、無人島を生き抜くことがミッション。
3日間のプログラムの中にはあらゆるゲームが用意されており、クリアすると鍋やマッチなど無人島生活を少し豊かにできるグッズや食料が手に入ります。
チームで行動しているので、自分だけ怠けるわけにはいかない。チームに貢献しようとみんな自然と自分ができることを探します。
実は、それこそがリーダーシップ。
「リーダーシップ」とは、組織を一人で率いることではありません。
チームのために、自分の強みを発揮することです。つまり、リーダーシップというのはチームありきのこと。力だけがあってもチームを顧みず一人で独走するのはただの孤独です。誰もついてきません。

自分の得意分野や強みをチームのために発揮することがリーダーシップです。
チームメンバーそれぞれで違うリーダーシップが集まれば、最強のチームが出来上がります。
それを実体験として経験することで、本当のリーダーシップとは何かを自分の中に落とし込むことができるのです。

学びをすぐに実践できる無人島

無人島では予期しないことがたくさん起こります。
釣りをしても、なかなか魚が釣れないかもしれない。せっかく立てたテントも、強風で飛ばされそうになるかもしれない。やっと灯った火も、気を抜けばすぐ消えそうになる。
普段生活している世界とは違うことが多々発生します。
しかし、そういう時こそリーダーシップが発揮される場面。
機転を効かせて、チームのために対策を立てたり、メンバーに協力を求めたり、全体を指揮すること。

無限島に行く前に考えた「理想のリーダーシップとは何か」「最強のチームとは何か」が頭の中にあれば、予期せぬ事態が発生しても身勝手な行動にはなり得ません。
実践してみてうまくいけば、自分の中に答えとして定着しますし、うまくいかなければ別の方法を試せばいいだけのこと。
事前に理想について考えているため、思考の方向性に大きなズレはないはずです。

次から次へと発生するミッションに、チームで生き残るために自分で考え行動すること。それこそがリーダーシップ。
無人島は、それを遺憾なく発揮できる(せざるを得ない)場所です。

振り返りー日常で再現性を持たせるために

一日の終わり。無限島では、その日のことを振り返る時間を大切にしています。
今日一日何を考え、どう行動したか。あの時の自分の行動で、チームにどんな影響が与えられたか、何が変わったか。
その時の判断は正しかったのか。もしも、もっといい方法があった気がするならば、次はどんな行動をすればいいと思うか。
また、今日一日で一番ワクワクした瞬間はどこだったか。何を楽しいと感じ、どんなことに感動した自分がいたか。

忘れないうちにしっかりと自分と向き合い、自分の中にあるあらゆる思考や感情に気づくことで、無人島からの生還後、日常生活に戻っても再現性を持つものとして活かすことができるのです。

空に広がる星空を、目の前に揺らめく火の光を眺めながら、自分自身と対話。
無人島ならではの贅沢な時間です。

力=知識×経験×同志

自分自身の力とは、「知識と経験と同志」で形成されるものと《NGO法人 Catalyst》代表の一場翔貴さんは語ります。
無人島で得られるそれらとは一体どんなものでしょうか。

無人島で得る”知識”

まずは、知識。
食料を得る方法、捌く方法、道具を作る方法、寒さをしのぐ方法etc…といった、無人島を生き抜くための直接的な知識のことだけではありません。

どんな行動を起こしたらチームが動くか、どんなことを言ったらチームの士気が上がるか・雰囲気が悪くなるか、どんな場面が自分の力が一番発揮できるか、自分はどんな人に惹かれるか、どんな人と一緒に活動したいと思うか。

無人島生活でのあらゆる場面を通じて、これまで気づかなかったことに気づくこと。それを日常生活に生かしていけるものとして自分の中に落とし込むことができた時、それが無人島で得た「知識」となるのです。

無人島で得る”経験”

次に、経験。
無人島という非日常の空間こそが得難い経験です。
客観的に自分自身を見つめることができる時間というのはなかなか取ることはできません。だから、日常の中では心の奥底にある自分の本音や気持ちに気づくことは難しいです。
強制的に日常から離れ、無人島という肩書きや常識にとらわれずに過ごせる環境に身を置くことそれこそが、その後の人生において大きな影響力を持つ経験となります。

無人島で得る”同志”

最後に、同志。
これは言わずもがな、無人島生活を共にした仲間たちです。初対面だったはず、でも無人島という過酷な環境で濃厚な3日間を過ごした後には、まるで昔から友達だったかのような心の繋がりができています。
「生活」を共にするということは、普段の関わりでは知り得ないようなその人の本質を知ったり、踏み込めないような心の領域に触れたりというような場面もあります。
無人島生活を一緒に経験することで深くその人自身を知ることができるので、偽りのない関係性が出来上がるのです。
無人島で出会えた仲間は、今後の人生で悩んだり誰かに頼りたくなった時に、きっと手を差し伸べてくれるでしょう。
そんな本物の人間関係が得られるということも、無人島の大きな魅力の一つです。

無人島は自分の未来のスタート地点に過ぎない

未知なる自分との出会いの場所ー無人島

無限島のプログラムで、参加者の大学生たちは多角的な学びを得ます。
机上の空論では人はついてきてはくれないこと。
自分が自ら行動し、示すことが一番の説得力になること。
リーダーシップとは、自分自身が圧倒的に動き、周囲に貢献することであることに気づくのです。
そういった経験を踏まえて、自分自身が理想とするリーダー像に向かって邁進する。
無人島生活はそこから始まる未来への第一歩に過ぎず、無限島はその起爆剤でしかありません。

未来について悩み、自問自答を続ける多感な時期である大学生にとって、無限島は大きな刺激を与えてくれます。
今年の夏もまた、自分を変えるキッカケを無限島で見つけた大学生たちが、理想とする未来へ羽ばたいていきました。

2019.8

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