愛知県の沿岸には、三河湾や伊勢湾に点在する個性豊かな島々があります。
名古屋市内からも十分に日帰りできるアクセスの良さに加え、マリンスポーツや美味しい海の幸、そして島ならではのゆったりした時間を満喫できるのも大きな魅力。
この記事では、好奇心旺盛で「無人島に行ってみたい」と考えている方に向けて、愛知のおすすめ離島・無人島を厳選して紹介します。
愛知の無人島・離島1:三河大島(みかわおおしま)
三河大島の概要
「三河大島」は愛知県蒲郡市の三河湾国定公園内に浮かぶ無人島。島全体が熱帯樹林で覆われ、愛知県内の無人島でありながら南国気分が満喫できます。
海岸は断崖や砂浜など変化に富んだ地形となっているほか、島の周辺には国の天然記念物であるナメクジウオが生息しているなど、自然に恵まれた環境です。
また、遠くから見た姿が釈迦が仰向けに寝ているような様子に見えることから、「寝釈迦」という呼び名でも親しまれています。
三河大島で楽しめるアクティビティ
無人島でありながら夏季には海水浴場が開設され、観光客が訪れる期間限定のレジャーアイランドとして機能しています。愛知県では唯一海水浴ができる無人島ということもあり、夏には多くの観光客で賑わう海水浴スポットです。
海の家ではバナナボートやトーイング、カヌー、水上オートバイなどのレンタルが充実。数々のマリンアクティビティ体験が提供されていて夏の海を思いっきり満喫できます。ただし、海水浴場付近の遊泳区域外では禁止されているため注意が必要です。
さらに、イカダ作りや「飯ごう」でご飯を炊く、などの「自然体験学習」を行っているお店もあります。楽しく遊びながら自然の中で学びも得られる環境なので、小さなお子さんのいるファミリーでの訪問もおすすめです。
三河大島までのアクセス
JR蒲郡駅から徒歩約15分で竹島埠頭へ向かい、定期船に乗ってアクセスできます。所要時間は比較的短く、日帰りでも十分に楽しめる距離なのが良いですね。
夏季は便数が増えるため、アクセスのしやすさがさらに向上します。船着き場からビーチまでも徒歩圏内にあり、移動の負担は少なめです。
事前に運航スケジュールを確認しておけば、スムーズに観光可能。無人島の中では非常にアクセスしやすく、初めての島旅にも適したスポットです。
愛知の無人島・離島2:前島(まえじま)
前島の概要
前島は東幡豆港の約1km南にある無人島です。後述する日間賀島のすぐ近くに位置する小さな無人島で、人工的な施設はほとんどありません。
周囲をぐるりと海に囲まれたシンプルな地形で、まさに「無人島らしい無人島」といえる存在です。観光地としての知名度はそれほど高くありませんが、その分、静かな環境が保たれています。人の気配が少ない空間で、自然の音や海風を感じながら過ごせる点が魅力です。
ノウサギやアンゴラウサギなど8種類300羽のウサギとモルモットやクジャクが島内に放し飼いにされていため、別名「うさぎ島」と呼ばれています。現在はクジャクのみが前島に残されているそうです。
前島で楽しめるアクティビティ
前島では、潮干狩りとバーベキューができます。潮干狩りで獲れた新鮮なアサリをそのままバーベキュー場で焼いて食べれば、鮮度バツグンで絶品です!
潮干狩りではアサリやハマグリ、バカガイなどが採れます。バーベキュー場は予約必須なので、忘れずに予約しましょう。
料金や詳細情報などについて、詳しくはコチラをご覧ください。
前島までのアクセス
前島へは、日間賀島から船を利用する方法が一般的です。定期航路は限られているため、事前に確認が必要となります。
潮干狩りのできる期間の3月~6月は東幡豆漁業協同組合によって船が出ています。場合によってはチャーター船の利用も検討する必要あり。
島には港湾設備が整っていないため、上陸時は足元に注意が必要です。アクセスの難易度はやや高めですが、その分、特別感のある無人島体験ができるスポットです。
愛知の無人島・離島3:沖島(おきしま)

沖島の概要
沖島は東幡豆港の約1.8km南にある無人島で、別名「猿ケ島」と呼ばれています。「猿ケ島」と呼ばれるようになった由来は、島内に猿が多くいたから。
昭和31年(1956年)頃、観光の客寄せ目的で沖島内にニホンザルが放し飼い(放養)されていたことが、「猿ケ島」と呼ばれるきっかけとなりました。
ちなみに猿の放し飼いは40年以上にわたって続けられましたが、現在は行われていません。
沖島で楽しめるアクティビティ
島内には水道やトイレといった設備がなく、持ち込んだ道具や知識を使って1泊を乗り切るスタイル。サバイバル感はしっかりありつつも島の規模が大きすぎないため、初心者でも挑戦しやすい無人島と言えるでしょう。
宿泊は主に浜辺でのテント泊。波の音を聞きながら過ごす夜は、普段のキャンプでは得られない静けさと開放感があります。“本格サバイバル”と“アクセスの良さ”のバランスがちょうどよく、週末の小旅行としても使いやすい無人島です。
また、島の中央には平安時代から続く神社があり、歴史も感じることのできる島です。
島までのアクセス
豊橋駅からだと約1時間、名古屋駅からは約1時間30分の時間があれば沖島へ行けます。内陸からは船で渡ってわずか10分ほどでアクセスできるので、“手軽に行ける無人島”と言えるでしょう。
船の運行は天候に左右されやすいため、余裕のあるスケジュールを組むことが重要。事前の準備が欠かせませんが、その分、特別な体験ができる島です。
そんな沖島への滞在は「無人島セレクト」で体験できます。
無人島セレクトでは自分たち以外には誰もいない場所、ビーチと目の前の海を独占可能。自給自足のサバイバルキャンプ、仲間とのプライベートパーティ、デジタルデトックスなど思い思いの冒険に出かけましょう!
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愛知の無人島・離島4:梶島(かじしま)

梶島の概要
梶島は三河湾に浮かぶ小さな島で、西尾市の約1.3km南東にある無人島です。別名「弁天島」とも呼ばれていて、島内で畑作が行われていました。
島自体は非常に小規模で、一般的な観光地とは異なる独特の雰囲気を持っています。自然と漁業文化が結びついた、地域色の強い島です。
島内の周囲はぐるりとコンクリートで囲まれ、安全かつ気軽に歩きながら島を一周できるのも大きな魅力のひとつ。平坦な場所も多くて行動できる範囲が広い梶島は、初心者にも向いている無人島です。
梶島で楽しめるアクティビティ
アクティビティとしては釣りや春先に行われている潮干狩りが主な楽しみ方となります。潮干狩りはファミリーにもおすすめで、子供たちと一緒にどのくらい採れるのか挑戦してみるのも良いでしょう。
梶島はアサリの産地として有名で、テレビに紹介されるほどです。普通のアサリと比べるととても大きく、「大アサリ」と呼ばれます。
島の内陸部には小さな神社があり、鳥居もあるので神聖な空気を味わえます。自然の中を散策し、緑の中でさらさらとした風の音や鳥のさえずりを聞きながら目を閉じると自然と一体となったようなリラックス体験ができるでしょう。
梶島までのアクセス
潮干狩りのできる期間の3月~6月は東幡豆漁業協同組合によって船が出ています。料金などの詳細はコチラをご参照ください。
豊橋駅から約1時間、名古屋駅から約1時間30分の位置にあり、名古屋鉄道西尾線 三河鳥羽駅などからタクシーでも約5分で港まで向かえるので、比較的アクセスしやすい無人島です。
アクセスは船が中心となります。一般観光向けの整備は少ないため、事前確認が必要です。梶島への滞在は「無人島セレクト」で体験できるので、気になる方はぜひ一度詳細を確認してみてください。
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愛知の無人島・離島5:篠島(しのじま)
篠島の概要
愛知県知多郡南知多町、三河湾に浮かぶ離島である「篠島」。「東海の松島」と称される美しい景観が魅力で島全域が三河湾国定公園となっており、近くの日間賀島、佐久島と合わせて「三河湾三島」、「愛知三島」などと呼ばれています。
伊勢神宮との縁が深く、毎年10月12日の「御幣鯛(おんべだい)奉納祭」には、特別に調理された鯛が伊勢神宮へ奉納されています。
三河湾と伊勢湾の潮流が交じり合う地理的な要因もあって古くから漁業が盛ん。海の恵み豊かな篠島には、フグ・タイ・シラス・アナゴ・タコなど多くの魚介類が水揚げされており、新鮮な海の幸を求めて多くの人々が島を訪れます。篠島ではしらす漁が特に有名で、新鮮な海の幸が豊富です。
篠島で楽しめるアクティビティ
篠島ならではのアクティビティは、やはりフィッシング。初心者でも楽しめる管理釣り堀の「篠島釣り天国」には、鯛やハマチ、アジなど様々な海の魚が放されており、強い引きが手軽に体験できる人気スポットとなっています。
篠島の最南端に位置する太一岬には伊勢神宮の古材で作られた鳥居が建ち、鳥居の先には本物の伊勢神宮があることからパワースポットとして知られています。この岬は伊勢湾が一望できる日の出スポットとしても人気で、「日本の夕陽百選」に選ばれた絶景が自慢です。
また、2021年11月18日篠島に「篠島DIEUX TERRACE(デューテラス)」という新たなランドマークがオープンしました。バーベキューやカフェ、バギーができる施設となっており、篠島の漁師の新美大二郎さんと素敵コンテストのチャンピオンである東大介さんがタッグを組んだステーキ王が自ら焼き上げるステーキと篠島の旬の海鮮を楽しめます。
篠島までのアクセス
篠島に行くには、名鉄・河和駅から河和港へ無料シャトルバスで約3分。さらに河和港より名鉄海上観光船で約25分で到着します。
港から島までは約25分と多少時間はかかりますが、船からの景色を眺めながら過ごせばあっという間。便数もあり、比較的行きやすい島です。
愛知の無人島・離島6:日間賀島(ひまかじま)
日間賀島の概要
愛知県南知多町の「日間賀島」は、三河湾に浮かぶ3島の中では最小な一方、人口では最多の離島。「名古屋から一番近い島」「タコの島・フグの島」などとして知られ、新鮮なタコや天然トラフグを求めてたくさんの人が訪れる自然豊かな島です。
タコのモニュメントやタコとフグのマークが付いたマンホールなど、日間賀島はタコとフグが盛りだくさん。タコやフグの他にも、アサリや島ノリ、しらす干しなどが特産品です。
日間賀島で楽しめるアクティビティ
島の東側にはサンライズビーチ、西側にはサンセットビーチがあり、夏は海水浴でにぎわいます。
シュノーケリングやシーカヤック、フィッシングなどのマリンスポーツの他にも、イカダ作りや箱めがねを使った「体験型タイドプール・ウォッチング」も魅力。日間賀島でしか体験できない「タコつかみ取り」や漁業体験も楽しめます。レンタサイクルでの島巡りも人気です。
また、日間賀島では自然の海でイルカとふれあう感動体験プログラム「日間賀島ドルフィンビーチ」を毎年夏に開催しています。3種類のプログラムがありますが、おすすめはイルカに間近で触れる「ふれあいビーチ体験」。
参加者は腰付近まで海に浸かり、飼育スタッフに誘導されるイルカの背中や背びれに優しく触れることができます。なかなかできない貴重な経験なので、日間賀島に訪れる機会があればぜひ体験してみてください。
日間賀島までのアクセス
名鉄「河和駅」から徒歩約5分で河和港へ。ここから日間賀島までは高速船で約20分で到着します。
河和港だけでなく「師崎港」からもフェリーでアクセス可能なので、都合の良い港からアクセスしましょう。便数も多く、観光しやすい環境です。
愛知の無人島・離島7:佐久島(さくしま)
佐久島の概要
知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾のほぼ真ん中に浮かぶ離島「佐久島」。
三河湾国定公園内の風光明媚な景観に加え、南の島の気分が味わえる暖地性植物が多く生息する独特な風景も広がっています。
大きさは東京ディズニーランドの約3.5倍という驚異の大きさ。80%以上が里山で、豊かな自然と昔ながらの懐かしい集落の風景も魅力です。
佐久島で楽しめるアクティビティ
佐久島はアートの島として知られ、年間を通じてアートピクニック(島内一円に展示されたアート作品を巡るスタンプラリー)が楽しめます。様々なアートに関するイベントも随時開催されているので、気になるイベントがあればぜひ参加してみましょう。
島内各所に現代アート作品が点在しているので、フォトスポットとしての魅力もあります。自然と芸術が調和した独特の雰囲気が特徴です。
また、豊かな自然に包まれた佐久島では、ウォーキングやサイクリングなどのネイチャー散策がおすすめです。もちろん海水浴や日光浴、釣り、バーベキューなどのアウトドア・アクティビティも満喫できる環境です。
佐久島までのアクセス
名鉄「西尾駅」で名鉄バス(西尾一色線)に乗車し、「一色さかな広場・佐久島行き船乗り場」で下車。
西尾市営高速船にて「一色港」から「佐久島(東港・西港)」まで約25分でアクセスできます。比較的内陸から行きやすい島なので、日帰り旅行にも適しています。
愛知の無人島・離島8:竹島(たけしま)
竹島の概要
愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ小さな「竹島」。対岸からわずか400mの場所に位置しており、竹島橋によって陸地と結ばれているため橋を渡って徒歩でアクセスできる珍しい無人島です。
竹島全島は暖帯林特有の照葉広葉樹に覆われており、対岸の植物相とは大きく異なる植生があるのが大きな特徴。そのため、島全体が国の天然記念物に指定されています。
橋のたもとには大正・昭和初期に作家や文化人が多く利用した旅館「常磐館」(現在は海辺の文学記念館)があり、菊池寛の「火華」をはじめ多くの作品に残されている文化的にも豊かな地域となっています。
竹島で楽しめるアクティビティ
竹島は島全体が八百富神社の境内となっており、パワースポットとして有名。開運・安産・縁結の神として知られており、江の島・竹生島・厳島と共に日本七弁天の中にも挙げられています。
神社を中心に自然の中を散策し、神秘的な空気の中で深呼吸をして心身ともにリラックスしましょう。
竹島には目立ったビーチはありませんが、散策するには適した環境と言えるでしょう。竹島周辺は浅瀬のため、潮干狩りやSUPの体験なども可能です。
竹島までのアクセス
JR「蒲郡駅」から名鉄バス「東三河大塚駅」方面行きに乗車し、約5分で到着する「竹島遊園」で下車しましょう。
本土から橋を渡って徒歩で向かい、約3分で島に到着します。非常に行きやすい点が特徴です。
SNS映えする島も多い愛知の無人島・離島
愛知の島々は、自然の美しさだけでなく、写真映えするスポットが豊富です。どの島も個性豊かな特徴を活かした島おこしを展開しており、それぞれ異なる魅力があります。
佐久島のアート作品や、日間賀島のイルカ体験、三河大島の白い砂浜など、どれも行ってみたくなる島ばかり。マリンスポーツや海水浴に興味がある人だけでなく、各島々を訪問するだけでも地域独特の貴重な体験ができそうです。
また、インスタ映えするフォトジェニックスポットも多く、SNS上で話題になりそうな写真もたくさん撮れるでしょう。アクセスのしやすさも相まって、日帰りでも非日常を味わえる点が人気の理由です。目的に応じて島を選び、自分だけの特別な思い出を作りにでかけましょう!



